3-A. 新規参入者:市場の見つけ方

Amazon物販をこれから始める方で、まだ取り扱う商品ジャンルが決まっていない状態を想定したガイドです。 カテゴリと数値フィルタの組み合わせで「参入余地のある市場」を発掘する手順を、初期おすすめ値とともに解説します。

手順

  1. 「商品検索」モードを開く
  2. カテゴリを1つ選ぶ(中分類まで降りるとなお良い)
  3. 初期おすすめフィルタを入れる
  4. 並び順を選んで検索する
  5. 判定◎・○の商品から有望株を抽出する
  6. 気になる商品の詳細を開いて、月別の販売・価格推移を確認する
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「商品検索」モードを選ぶ

ツールトップ上部の3つのモードタブから、左端の「商品検索」を選びます。これがブランド名・商品名のキーワードや カテゴリ、各種フィルタを使って検索する基本モードです。

スクリーンショット:商品検索モードのタブを選択

(後日差し替え)

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カテゴリを1つ選ぶ

フィルタエリア左側の「カテゴリ」から、興味のある大カテゴリを1つ選びます。 まだジャンルが決まっていない段階では、まずは1つの大カテゴリだけに絞って眺めるのがおすすめです。

中分類・小分類まで降りていくと、ヒット件数は減りますが市場の輪郭が見えやすくなります。 結果が膨大すぎて見にくい場合は、1段階ずつ深い階層を選び直すと扱いやすいリスト数になります。

補足:カテゴリ選択の考え方

  • カテゴリ未指定だと数百万件がヒット対象になり、上位20件程度しか見られないので必ず指定する
  • 大カテゴリで概観 → 気になるサブカテゴリを深掘り、の2段階が効率的
  • カテゴリは検索ごとに切り替えて何度でも比較できる
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初期おすすめフィルタを入れる

新規参入者の初手として、以下の値を起点にすることをおすすめします。 慣れてきたら自身の戦略に合わせて緩めたり厳しくしたりしてください。

項目推奨値なぜこの値か
月間販売数最小 50 個月50個未満は需要不足になりがち。最初は売れている商品から学ぶのが効率的
現在価格1,000 〜 3,000 円安すぎは送料負け、高すぎは在庫リスク。中間帯が初動向き
FBA出品者数最大 20 社出品者が多すぎる商品は価格競争で利益が薄くなる
Amazon本体なしAmazon本体が出品中の商品は売価コントロールが難しく初心者向きでない
価格変動率(90日)-15% 〜 +15%価格が安定している=市場が成熟している商品を優先

※ この組み合わせは 「5. 設定の変更」 の プリセット 「標準」 とほぼ同じ値です。あとから自分のプリセットに保存することもできます。

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並び順を選んで検索する

フォーム上部の「並び順」プルダウンで、結果の並びを切り替えられます。新規参入者の探索フェーズでは以下の3つを順番に試すと、 市場の輪郭が立体的に見えます。

  • 売上ランク順(人気順)そのカテゴリで本当によく売れている商品を上から見る。"王道"を把握する。
  • 月間販売数の多い順売上ランクと近い結果になるが、Keepa が観測している直近月販でソート。新規ヒット商品を拾いやすい。
  • 30日 売れ行き順ランキング降下回数(≒販売回数)が多い順。直近で動きが活発な商品が上位に来る。トレンド察知向き。

条件を入力したら、ページ最下部の 「この条件で検索」 ボタンを押します。 初回は最大50件取得(約61トークン消費)。「もっと見る」で50件ずつ追加取得できます。

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判定◎・○の商品から有望株を抽出する

結果テーブルの一番左の「判定」列に、◎ 出品推奨 / ○ 検討 / △ 参考 / × 見送り の自動判定が表示されます。 まず ◎ と ○ だけを上から順に眺めます。

結果テーブルの上にある「フィルタ」パネルから判定を ◎・○ に絞り込むと、見るべき商品だけに集中できます。 フィルタの詳細は 「4-4. 検索結果の絞り込み(フィルタ)」 を参照。

判定の意味と仕組み

◎○△× の判定は、月販・価格・出品者数・価格変動・Amazon本体の各軸を組み合わせて自動算出されます。 詳細ロジックは 「4-2. 出品判定(◎○△×)の仕組み」 をご覧ください。
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気になる商品の詳細を開いて検証する

有望そうな商品の行をクリックすると、詳細パネルが展開します。ここで以下を必ず確認してください:

  • 月別の販売・価格推移チャート:直近で安定して売れているか、季節変動はあるか
  • 仕入上限と粗利率:この売価で何円以下で仕入れれば黒字になるか
  • 出品判定レポート:判定の根拠(月販・出品者数・Amazon本体・配送可能形態)
  • Amazonページへのリンク:実物の商品ページで写真・レビューを確認

各カラムや指標の詳しい意味は 「4-1. 結果テーブルの読み方」 に集約しています。

よくある落とし穴

ヒット件数が少なすぎる

月販・価格・出品者数のいずれか1つを段階的に緩めます。例:月販を50→30、価格上限を3,000→5,000など。フィルタは厳しい順に1つずつ外すのがコツ。

◎が1件も出ない

そのカテゴリは競争が激しすぎる可能性があります。別の大カテゴリを試すか、価格帯を上げる(高単価帯は競合が薄い場合が多い)。

結果が大手ブランドの定番商品ばかり

新規参入者には不向きなことが多いです。「ブランド登録」フィルタで「ノーブランド品」「未登録」に絞ると、参入余地のある商品が浮かびやすくなります。

トレンド(順位推移)が右肩下がり

売上が落ちている商品は避けるのが無難。「価格推移」が右肩下がりの場合も価格競争中なので新規参入は厳しい。

次のステップ